セクハラから救ってくれたのが今の彼氏です

彼氏との出会いは、セクハラに遭った後です。

所属している研究会の発表会が終わって打ち上げをした居酒屋で、職場の知り合いからセクハラを受けたのです。

カウンター席で飲んでいたその方が、注文に行った私を呼び止め、「ちょっとここに座りなさいよ」と手を取ったのです。

まだ20代だった私。

騒ぎ立てるのも大人気ないし、カウンター席だからむやみなことはしないだろうと思って、仕方なくその方の横に座りました。

「近くで見ると、かわいい顔をしてるね」と言って、私の顔を撫でます。

心の中で「止めてよね!スケベオヤジ!」と叫びながら、事を荒立てるのも変かなと自重してしまい、へどもどしていると、図に乗って「ラブホテルに行こうよ」と言い出します。

「行ってくれないと、もうあの職場に行ってやらないよ」と言い出す始末。

その方は、非常勤だったのです。

勝手にしてよと思っても、さすがにそれを口にしたらまずいかなと我慢して、「そんな事を言い出すなんて、子供ですね」とあしらいましたが、顔を撫で続ける図々しさ。

生まれて初めて男性に顔を撫でられて心の中では泣きたい気分。

好きな男性ならともかく、いけ好かないおじさんに勝手に顔を撫でられる不快さに、心の中では「どうやって無難に逃げ出すか?」ということばかり。

その場を救ってくれたのが、彼でした。

「○○さーん、こっちにおいでよ!」と呼びかけてくれました。

ようやく席に戻ると、「大丈夫?知り合いみたいだったから、最初のうちは様子を見ていたけど、嫌がっていたから。」と言ってくれました。

見ていてくれたんだと嬉しくなりました。

それまでは異性として意識したことが無かった人でしたが、生まれて初めてのセクハラでショックを受けた後だったので、心遣いが身にしみました。

周りに人がいなかったら、抱きついて「怖かった!」と言っていたところでした。

その夜、アパートに帰ってから、助けてくれた人に改めて電話しました。

そして、「あの時、ホントに怖かった!」と言って、少し受話器を握って涙ぐんでしまいました。

その時、彼と彼女という関係に進展しました。

「自分を頼ってくれて嬉しかった」と彼は言いました。

男性に頼ることが無かった私が、最初に頼ったのが、彼でした。

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